ごあいさつ

小野 剛

第62回全国国保地域医療学会の開催にあたって

公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会 会長
小野 剛(秋田県:市立大森病院長)

 第62回全国国保地域医療学会を、2022年9月16日(金)・17日(土)の2日間、千葉県木更津市「かずさアカデミアホール」を会場に開催いたします。
 学会メインテーマは『コロナ・自然災害時代のニューノーマルを見据えた これからの地域医療構想、地域包括医療・ケアの展望~地方再生こそ、日本の未来を担う~』です。
 今学会では全国の開設者が一堂に会しての「国保直診開設者サミット」、他分野の専門家から学ぶ「特別講演」、地域包括医療・ケアの実践者による「シンポジウム」、全国各分野からの識者による「教育セミナー」、全国の多職種の仲間による「研究発表」、国診協各委員会・部会が企画する「専門分科会」など多くのプログラムを用意しております。
 さて、当学会は、全国の各地で地域住民の皆さんのために、健康づくりや予防保健、地域医療・介護福祉事業に従事し、地域住民の皆さんが安心して生まれ育った地域で過ごしていただけるよう日夜腐心しておられる多くの職種の方々が一堂に会し、日頃のご苦労を共有し、より質の高い地域包括ケアシステム構築を目指した学会です。
 開催を主催する公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会(国診協)は全国の医療提供体制が困難な地域に設置された国民健康保険診療施設(国保直診)の管理者たる医師・歯科医師を会員として組織しております。国保直診は国民健康保険者(自治体の長)の保健・医療・福祉行政施策として地域住民の健康の増進と福祉の発展のため施設運営がなされてきました。
 国民皆保険制度発足と期を同じくして本会は発足し、地域医療の発展を目指した学術集会=全国地域医療学会を開催してまいりました。地域で日常遭遇する疾病や負傷に対する初期対応、診断、治療、後療法(住み慣れた地域・住まいで療養生活を送るための支援)を取り上げることのみならず、発症要因の探求、予防、健康づくり、そして介護福祉事業までを課題として取り上げられる学術集会です。また、診療施設従事者はもとより、保険者である自治体の首長さん、行政の関係ある部門の方々、地域で活躍されている福祉関係者等、多くの職種の方々が一堂に会し開催されております。
 新型コロナウイルス感染症の影響下での開催となるかと思われますが、感染防止対策を徹底した諸会場での開催に務めますので、全国各地で地域包括ケアシステム構築のため日夜ご活躍の皆様方のご参加を心よりお待ちしております。
 第62回全国国保地域医療学会が実り多い学会となりますことを祈念しましてご挨拶とさせていただきます。